イギリス紙『ガーディアン』は4月6日、「國內ではイデオロギーを鎮圧するが、中國の大學はオックスフォードにキャンパス設立」という文章を掲載した。
メディアによると、北京大學の匯豊商學院は2018年初めにオックスフォードにキャンパスを設立する。北京大學は北京の有名大學で、毛沢東氏はここで図書館司書をしていた。
新キャンパスはオックスフォードの荘園に設立され、同學院はここを880萬ポンドで購入したという。ここは19世紀に建てられた荘園で、ヘンリー 8世の邸宅でもあった。
北京大學によると、オックスフォード校は「中國経済、金融市場、企業管理の専門知識」を主に教え、オックスフォード大學とは関係ない。北京大學匯豊商學院の海聞院長は、北京大學は「最も魅力のある価格」を提示し、売り手に「ノー」と言わせる隙を與えず、オックスフォードの某學院を含む3者のライバルを打ち負かしたと話している。
北京大學が「夢のトップクラスの町」への進出を決めたのは、北京に中國トップクラスの大學の世界地位を上げるという偉大な計畫があったためだという。統計によると、北京大學の現在の世界ランクは29位で、科學研究施設を整備し、海外トップクラスの大學から教員を募集し國際地位を高めるため、中國政府は北京大學に10億元を拠出した。
ここ15年、イギリスの有名校は中國大陸に目をつけている。ハーロー校、ダルウィッチカレッジ、ウェリントン?カレッジなどの公立校が中國に分校を設立。イギリスの大學も中國大陸に進出し、ノッティンガム大學やリヴァプール大學のキャンパスがある。レスター大學は3月、遼寧省にキャンパスを設立すると発表した。北京大學にとって、オクスフォード校の設立は勇気ある一歩であり、過去100年において世界に遅れを取っていたことを考えると、これは中國の大學教育発展の一里塚になるとみられる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年4月7日