アメリカ人學(xué)生と中國人學(xué)生の距離感を縮めるため、デイビス教授はグループ研究や教室の座席について、同じ民族同士にならないように工夫している。同教授によると、大部分のアメリカ人學(xué)生はグループの多様性を重視しているという。しかし一部の學(xué)生は中國人學(xué)生に過剰な不満を抱えている。彼らは、自分の高校時代の友人たちが入るべきだった場所に國際學(xué)生が占拠していると考えている。中國人學(xué)生にも不満がある。學(xué)生の王定紅さんは渡米する前、アメリカ人の友人がたくさんできると思っていた。しかし大量の中國人學(xué)生がいることから、アメリカ人の友人が少なくなってしまった。
王定紅さんは、「この問題を解決するための唯一の方法は、毎年入學(xué)させる中國人學(xué)生の數(shù)を少なくすることだ。あまり言いたくはないけど」と述べる。
イリノイ大學(xué)アーバナ?シャンペーン校の學(xué)部教育とイノベーションを擔(dān)當(dāng)するチャールズ?ターク副教務(wù)長によると、學(xué)校管理層は中國人學(xué)生とアメリカ人學(xué)生の融合が進(jìn)んでいないことをはっきりと認(rèn)識しており、この狀況を変える努力をしているという。一方、馬穎怡氏は、キャンパスにおける融合の欠如に関する議論がかなり多くなっているが、解決策は少ないと指摘する。
融合の欠如は様々な損失をもたらす。中國人學(xué)生にとって、同世代のアメリカ人同様にアメリカ文化に浸れないことは、英語を流暢に話せるようになる機(jī)械を失うことを意味すると馬穎怡氏は指摘する。アメリカ人學(xué)生もまた、中國文化を理解する機(jī)會を失うことになる。大學(xué)にとっては、大學(xué)の精神を?qū)Wばない卒業(yè)生が帰國しても、大學(xué)の優(yōu)秀な大使になってくれることはほぼ見込めない。
一方、中國は、アメリカに110カ所の孔子學(xué)院を設(shè)立している。孔子學(xué)院の目標(biāo)は中國の言語と文化を広めることにある。
デイビス教授は、多様性は最終的に全ての學(xué)生に利益をもたらすと考えている。同教授は、「教室には多くの壁が存在する。しかしもし本當(dāng)に時間をかけてその壁を取り除けば、教室と學(xué)習(xí)環(huán)境は明確に改善するに違いない」と述べる。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2017年5月19日