上海市児童醫院インターネット醫院が明かした情報によると、2月末に同市第1陣のインターネット醫院が開設されてから、同院のオンライン受診者は延べ2628人、1日あたりの再診者は100人、処方數は775件に達した。醫療機関での診察と比べて、インターネット問診の醫師の回答はより細かく、指示が明確で、受診後の健康管理サービスも親切である。これらは従來の診察と全く異なる體験であり、インターネット醫院は庶民にとって受診の「2つ目の選択」になっている。
児童醫院皮膚科は同院インターネット醫院の開設後に最初に認可された科である。春は萬物がよみがえるよい季節だが、気溫の上昇に伴い、皮膚病も発癥しやすくなる。皮膚科の銭秋芳主任によると、一般診察が全面復舊した狀況下で、1日あたりのオンライン受診者は20人に達し、その半數以上が濕疹やアレルギーなどの春に多い皮膚病である。皮膚科のオンライン受診者は地方の児童が多く、その半數以上は診斷記録があり、診斷報告を受けてから長距離を移動したくないため、オンライン相談と処方を選択したという。
皮膚科の王臻醫師はインターネット醫院のアプリを開き、ある保護者から「1歳半の子供の全身に濕疹ができ、何度も繰り返し、手の指にもできている」という相談を受けた。4月初め、彼は子供を児童醫院に連れてきてアレルギー検査を行った。2日後、攜帯電話で検査結果を見てすぐにオンライン再診を思いついた。王臻醫師は彼がアップロードした報告を見ると、すぐに「鶏卵アレルギー1級、ダニ2級」「アレルギー検査で陽性の場合はその食物を避けて観察し、狀況に合わせて調整する必要がある」と回答した。15分間で、王臻醫師は「洋服と布団をこまめに干し、掃除機を頻繁に使用し、ダニアレルギーを極力防止する」など何本ものアドバイスを出した。王臻醫師の回答は薬の使用法や使用量からアレルギー発生可能性の変化まで、非常に細かい。王臻醫師は、オンライン相談は時間に余裕があるため、診察説明より細かく、アドバイスの內容も多いと話す。
受診スタイルはまだ変化する