北京市で新たに報告された新型コロナの感染者は現在、いずれも地壇病院で治療を受けている。地壇病院の呉國安副院長は15日午後にインタビューに応じた際に、「15日0時現在、79人の感染者のうち重篤者は1人、重癥者は2人で、いずれもICUに移り治療を受けている。殘りの患者は現在、軽癥もしくは中等癥だ」と説明した。
地壇病院醫務処の馬剡芳処長によると、大多數の感染者が新発地の経営者で、いずれも比較的若く、大半は癥狀が重くなく発癥期間が短い。
地壇病院は11日より「戦爭狀態」に入った。地壇病院は今年、ベッド數が300床のエリアを臨時で建設した。今回の集団感染の発生後、地壇病院は1カ所の感染者エリア、1カ所のスクリーニング検査のエリアを踏まえた上で、臨時で4カ所のエリアを追加した。うち3カ所は感染者の治療に、1カ所はスクリーニングに用いられる。
呉氏は「病院の発熱外來を中心とする最初の関門をしっかり管理すると同時に、急診及びすべての外來窓口をしっかり管理し、院內感染を厳重に防がなければならない」と話した。
地壇病院看護部の張志雲主任は「感染癥の急なぶり返しにより、醫療従事者は休日を返上し直ちに仕事に加わった。最近は気溫が非常に高く、防護服を著用すると余計に苦しくなる。服を絞れば汗が滴るほどだが、誰も文句を言っていない」と述べた。
國家衛生健康委員會は北京に専門家チームを派遣し、感染対策の指導に當たらせている。統一的な手配に基づき、北京の各病院の醫療チームが地壇病院の応援に駆けつけている。16日早朝、北京大學腫瘍病院、北京世紀壇病院、宣武病院などの醫療チームが救助?治療の最前線に向かった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年6月17日