大手検索エンジン「バイドゥ」の大學入試に関する検索データによると、今年の検索件數はここ5年間で最も多く、去年の同時期のおよそ3.5倍に達している。「受験日」、「學生募集に関するホームページ」、「入試?學生募集案」、「試験問題に関する內容」、「大學?學科」などへの検索が特に多く、また「応援メッセージ」も去年の3.7倍に増えている。
今年は「強基プロジェクト」(學生募集の改革)が実施され、これに関する検索件數はこの2か月間でその直前より約3倍増である。「強基プロジェクト申し込み」、「強基プロジェクト一流36校リスト」、「強基プロジェクト學生募集要項」などに関心が集まっている。
中國教育オンラインの陳志文編集長はこの「強基プロジェクト」について、「人材選びや育成計畫があるが、選ぶのはほんの一環で重點は育成だ。プロジェクトの実行と同時に學校での単獨クラスや育成計畫の設置が求められる。簡単な例を挙げると、一般的なのは単獨クラスで、それに學部、修士、博士課程が続く。多くの學校は交流計畫があり、1、2年間に及ぶ海外學習計畫もある。つまりこのプロジェクトは基礎學科におけるエリート育成のためのものだ」と述べた。
またデータによると、學科の中で検索件數が多かったのは人工知能(AI)、ロボット工學、eコマース、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータなどであった。「醫科大學ランキング」の検索も去年の約2.6倍となっている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月7日