ウルムチ市衛(wèi)生健康委員會は16日、同市で15日に新型コロナウイルス感染者1人、無癥狀感染者3人が確認(rèn)されたことを明らかにした。浙江省衛(wèi)生健康委員會も同日、同省で15日に無癥狀感染者1人(新疆から移動)が確認(rèn)されたと発表した。
防疫専門家の陶黎納氏は16日、「環(huán)球時報」の記者の取材に応じた際、防疫が常態(tài)化した今、まばらに散発癥例が見つかることは正常であり、過度に懸念する必要はないとし、ウイルスの起源及び伝染ルートがまだはっきりしておらず、特に無癥狀感染者は長期間発癥しないため、ウイルスを根本から予防できず、感染者が出る度に対策を真剣に展開する必要があると指摘し、さらに次のように述べた。
現(xiàn)狀からみると、ウルムチで発見された癥例はこの間の北京の狀況ほど深刻ではないが、疫病學(xué)の調(diào)査とウイルスのゲノム配列の照合を通じて、北京との関連性があるかどうかを確認(rèn)する必要がある。新型コロナウイルスの感染ルートを完全に把握することは難しいが、新疆の人口密度は北京よりはるかに低く、対策展開の難易度は割合に低いため、パニックに陥る必要はない。
今後、関連の癥例が出るかどうかはまだ判斷できないが、感染原因を突き止めることが大事であり、ゲノム配列の調(diào)査によりウイルスがどこからやってきたのかを判明させることも重要で、できるかぎりすべての濃厚接觸者をしらみつぶしに探し出すべきである。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2020年7月17日