新型コロナウイルスの影響を受け、今年はオンライン教育?レッスンが大人気となっている。子供がいる人なら、子供の世話が本當(dāng)に大変であるほかにも、オンライン教育機(jī)関がたくさんありすぎて選ぶ時(shí)間もないと感じていることだろう。そこで、中國(guó)で最近登場(chǎng)したのが「カリキュラムアドバイザー」という新しい職業(yè)だ。「カリキュラムアドバイザー」というのは、その名前の通り、保護(hù)者やその子供の代わりに、數(shù)多くのオンラインカリキュラムの中から、子供の個(gè)性や能力に最も合ったカリキュラムを選んで推薦する「參謀」的存在だ。中央テレビニュースが報(bào)じた。

   今「カリキュラムアドバイザー」を仕事にしている90後（1990年代生まれ）の徐艾■さん（■はくさかんむりに亭）は取材に対して、「『カリキュラムアドバイザー』というのは聞き慣れないかもしれないが、端的に言えば、子供のオンラインカリキュラムを選ぶ保護(hù)者の『參謀』。実際には一種のスクリーニングの仕組みだ。まず、保護(hù)者が基本的な狀況を『カリキュラムアドバイザー』に伝える。その後、『カリキュラムアドバイザー』が業(yè)界経験に基づいて教育機(jī)関を1‐3つ選ぶ。そして、無(wú)料體験レッスンを受けてもらい、子供の反応や教師の教え方、能力を見(jiàn)て、最終的に子供にそのカリキュラムが合っているかを判斷する」と説明した。

   「カリキュラムアドバイザー」という新たな職業(yè)が登場(chǎng)した背景にあるのは、オンライン教育の発展加速だ。參入、開(kāi)拓、顧客獲得など、新たな競(jìng)爭(zhēng)が展開(kāi)されている。データによると、オンライン教育業(yè)界の競(jìng)爭(zhēng)は激化する一方で、今年1—7月に登録したオンライン教育企業(yè)は2萬(wàn)5000社に達(dá)した。1日平均120社のペースで増えている計(jì)算だ。需要と供給のどちらも急増する中で、「カリキュラムアドバイザー」という職業(yè)が人気となっている。

   ラーニングコンテンツの淘寶教育によると、カリキュラム選択関連の検索は3月から爆発的に増加し始め、同月は前月比で300％増となった。その後も、その勢(shì)いはずっと継続している。実際、夏休みの時(shí)期に入って以降、オンライン教育がローラー作戦的な営業(yè)を行っており、多くの保護(hù)者がどれを選んだらいいのか分からない狀況に陥っている。保護(hù)者らのニーズが細(xì)分化し、子供に合ったカリキュラムを選びたいと考えているのを背景にして、「カリキュラムアドバイザー」という新職業(yè)が登場(chǎng)したのだ。

   淘寶教育によると、全體的に見(jiàn)ると、「カリキュラムアドバイザー」は今のところまだ従事する人の少ない職業(yè)だ。大まかな統(tǒng)計(jì)によると、「カリキュラムアドバイザー」は數(shù)千人規(guī)模にすぎない。だが、今年に入って明らかに増加している。

   では、「カリキュラムアドバイザー」には本當(dāng)に需要があるのだろうか？

    湖北省武漢市の鄭さん（男性）は取材に対して、「今は子供向けのカリキュラムがたくさんある。自分で把握して理解しているカリキュラムは1つか2つだけで、他のカリキュラムについてはいいのか悪いのかをどのようにして見(jiàn)分けたらいいか分からない」と話す。これに対し徐さんは、「『カリキュラムアドバイザー』の仕事の一つは、子供の特徴に合わせたカスタムメイドのカリキュラムを組んで、保護(hù)者の時(shí)間を節(jié)約することだ」と説明する。

    もちろん、「カリキュラムアドバイザー」という新職業(yè)に慎重な姿勢(shì)を示す保護(hù)者もいる。例えば、河北省石家荘市の趙さん（男性）は取材に対して、「淘寶で『カリキュラムアドバイザー』を見(jiàn)たことがある。でも、どこかの機(jī)関や教育プラットフォームと繋がっているのではという気もする。やはり自分で選ぶほうが安心だ」と話す。

    ある機(jī)関は、今年のオンライン教育の市場(chǎng)規(guī)模は4800億元以上（1元は約15.3円）に達(dá)すると試算している。そのため、オンライン教育に関連する新職業(yè)が増えていくと見(jiàn)られている。

    中國(guó)教育科學(xué)研究院の研究員?儲(chǔ)昭暉氏は、「長(zhǎng)い目で見(jiàn)ると、オンライン教育機(jī)関はオンライン教育のユーザー自身が使用能力や識(shí)別力を高めることで、その淘汰が進(jìn)むだろう。私は、それは一番良いメカニズムで、オンライン教育そのものにとっても、良好なビジネスエコシステムが出來(lái)上がるうえで助けになると考えている」と話す。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年8月25日