たくさんの海外メディアがSayedさんと連絡を取り、取材。武漢の動畫や畫像を送ってほしいと頼まれるようになった。在レバノン中國大使館のサイトの情報によると、2月3日、Sayedさんはレバノンのテレビ局?OTVの番組にリモート出演し、「中國で元気にしています」と伝えた。2月21日に、レバノンで初の新型コロナウイルス感染者が確認され、Sayedさんは、武漢の防疫の経験を織り交ぜながら、正確な防疫に関する見方を伝えた。
Sayedさんは取材に対して、「1月末から2月初めの2週間に、メディアの取材を100回以上受けた。現時點で、各國のテレビやラジオ、新聞、サイトなどのメディアの取材を500回以上受けた。アラブ世界やロイター通信、BBC、ロシア?トゥデイなどのたくさんの國際メディアにとって、僕のフェイスブックの投稿は、重要な情報源となった。それらメディアは、勝手に內容を変えないことを條件に、無償で僕の投稿の內容を使った」と説明した。
3ヶ國語で「武漢の新型コロナウイルスとの闘い」を出版
Sayedさんは、武漢の「ロックダウン」5日目の投稿で、「武漢は今、恐ろしい戦爭を経験しているが、この國には依然としてパワーに満ちている。基本的な食糧は確保され、値段の高騰も起きていない。ほとんどの大型スーパーは通常通り営業していて、毎日の食べ物の供給が確保されている。僕は外國人の學生であるものの、この國の國民のように感じている。學校に至れり盡くせりの世話をしてもらっている」と綴っている。
Sayedさんのメッセージと動畫を通して、世界中のネットユーザーは、中國の國民が約2ヶ月にわたり、新型コロナウイルスと生死をかけて闘い、形勢逆転に成功した様子を知ることができた。その投稿を通して、多くの人が中國各地の醫療従事者が最前線に立って闘い、新型コロナウイルス感染者を収容するための仮設病院?火神山醫院と雷神山醫院などが急ピッチで建設され、多くの軽癥患者が「方艙醫院(臨時醫療施設)」に収容されるという、中國の新型コロナウイルスとの戦いを目にした。
武漢のロックダウン解除2日後に、Sayedさんは自身の投稿をまとめて、ロックダウン中の隔離の経験や見聞きしたことを記録して、外國人の視點から、客観的、かつリアルに、武漢で起きたことを他の地域の人に伝え、國際社會に中國の新型コロナウイルス対策を伝えることにした。
今年7月、「武漢の新型コロナウイルスとの闘い」をテーマにしたこの書籍のアラビア語版が、レバノンで出版された。そして、今月、中國で中國語版と英語版が出版された。
書籍の中で、Sayedさんは、「中國がこの硝煙のない戦爭において、成果を収めることができている主な原因は、國民が上も下も心を一つにして一致団結し、中國政府の正確な指導の下、『人民戦爭』の強固な要塞を作ったからだ」と綴っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月14日