新型コロナウイルスが発生し、ウイルスと全人類の「戦爭」が勃発した。感染対策の力強い武器として、ワクチンが多くの人から期待されている。このワクチン開発攻略戦において、國薬集団中國生物技術股份有限公司(以下「中國生物」)を始めとする中國企業が先頭を走り続けている。
新華毎日電訊の記者は、中國生物の楊暁明會長のインタビューを行った。
質問:中國の人口は14億人弱だが、ワクチン接種により免疫の壁と保護壁を作るにはどの程度の接種率が必要でしょうか。
答え:新型コロナウイルスが発生するまで、中國にはハイレベルバイオセーフティ生産施設がなかった。當社はハイレベル病原微生物実験室の建設基準と自社の生産プロセスの特徴を鑑み、北京市と武漢市で新型コロナウイルス不活化ワクチンハイレベルバイオセーフティ生産ラインを建設した。國の関連部門の検査と認証を経て量産化に入っており、生産能力は年內に10億本以上にのぼる見通しだ。
これまでのワクチン予防接種の効果の観察に基づき、かつ新型コロナウイルスワクチン臨床試験の保護率と結びつけて考えると、堅固な集団免疫の壁を形成するためには理論上、70?85%前後のワクチン接種が必要だ。つまり中國の接種対象者は9?12億人になる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年1月26日