中央気象臺が3日に発表した予報によると、4月2日~8日にかけて、華北地方中?北部および東北地方西部の一部地域で砂嵐となる見込み。中國気象局國家気候センターの艾婉秀?高級工程師(上級技師)は今年の砂嵐について、「今春、中國北部の砂嵐は11~15回と、例年の平均回數19.2回よりも少なく、また前年同期の回數18回よりも少ないと予想される。しかし強度の面から見ると、強い寒気の影響により強大な砂嵐が発生する可能性がある」と述べた。
今年の1~3月にかけて、中國では砂嵐が9回観測された。発生地は主に新疆ウイグル自治區、內蒙古自治區、甘粛省など。今年9回目の砂嵐は3月30日~31日に発生し、新疆ウイグル自治區、內蒙古自治區、北西地域東部、華北地域西部、東北地域南部など、約80萬平方キロメートルにわたって被害を及ぼし、今年これまでに発生した中で最も広範囲かつ深刻な砂嵐となった。また、これは今年初めて北京に影響を與えた砂嵐でもあった。この砂嵐は北京では2日間にわたり、空中を黃砂が漂い視程距離が10キロを切る「浮塵」、風力6以上(風速10.8メートル以上)の風を伴う視界が10キロ未満の黃砂現象「揚沙」が観測された。
「人民網日本語版」2007年4月4日