北京大學は29日、儒學研究院の設立を発表した。同校には既に、國學研究院、高等人文研究院、宗教文化研究院が誕生している。
儒學研究院設立大會および中國経學史研究討論會の席上、北京大學の周其鳳?學長は、同研究院は北京大學の「儒蔵(儒學関連資料)」編纂?研究センター、北京大學中國哲學?文化研究所、中國哲學教研室が基盤となって誕生、院長には今年83歳の同校ベテラン教授、湯一介氏が就任すると述べた。
湯一介氏によると、西洋學の中國伝統文化に対する衝撃は、中國伝統文化にとって自省の機會をもたらしている。「いま儒學を研究する必要がある。何を発揚すべきか、何を捨てるべきか、何を吸収すべきかを研究し、儒學を伝統から現代に向かわせる」。湯一介氏は語った。
武漢大學國學院の郭斉勇?院長は同時に、既に儒學ビジネスコースを開講している大學は少なくないが、いずれも企業家育成を目的としているが、儒家思想は政府幹部の育成強化の課程に組み入れられるべきだと呼びかけた。
「人民網日本語版」2010年6月30日