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被災地の仙臺、中國人も思い入れ 魯迅ゆかりの地

被災地の仙臺、中國人も思い入れ 魯迅ゆかりの地。

タグ: 仙臺 地震 魯迅

発信時間: 2011-03-17 18:44:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
仙臺留學時に魯迅が暮らした下宿先

 東日本大震災で深い痛手を負った仙臺市。中國の文豪?魯迅(1881-1936年)が留學生活を送った場所であることから、中國人も仙臺市には特別な思い入れがある。日本の華字紙、日本新華僑報(電子版)が伝えた。

 仙臺市の郊外は風景が美しいことで有名。日本三名湯の一つ、秋保溫泉や作並溫泉など溫泉街もある。

 仙臺の松島は日本三大名所の一つ。松島灣に大小さまざまな260の島が浮かぶ。広島の厳島、京都の天橋立と並び日本三景と呼ばれており、観光客の足が年中途絶えない。

 中國人の多くは國語の教科書に収録されている魯迅の文學作品「藤野先生」を通して仙臺を知る。當時の仙臺は人口10萬人の中級都市。森林の都とも呼ばれ、當時の市內には木々の生い茂った武士の邸宅があり、その一部はいまも保存されている。魯迅が通った東北大學のキャンパス內に魯迅記念館がある。1間20平米の木造建てで、內裝は教室風の造り。壁には魯迅の成績表が掛けられている。大學が數年おきに修繕しており、學生たちも記念館に敬意を払っているという。

 最新情報によれば、魯迅記念館と魯迅の銅像は今回の地震による被災を免れたという。

 東北大は魯迅が留學生活を送った仙臺醫學専門學校(現東北大醫學部)の流れをくむ。キャンパス內には、魯迅が実際に學んだ「階段教室」が當時のまま殘されているほか、魯迅の銅像も設置されている。東北大學側によると、1998年に訪日した當時の江沢民國家主席も、同大學を訪れ、魯迅がよく座っていたいすに腰掛けて、魯迅に思いをはせたという。

 魯迅の仙臺留學100周年に當たる2004年、仙臺市は記念行事を盛大に行い、留學時に魯迅が記した醫學メモを展示した。また東北大は中國人留學生を対象とした「魯迅記念奨勵賞」を設け、學業成績と生活態度がともに優れた學生4人を毎年表彰している。このほか、中日間の文化?教育交流に寄與した中國人に贈る「魯迅賞」も設けた。

 仙臺人は気前がよく、人情深い。仙臺では魯迅を知らない人はおらず、魯迅は尊敬され、親しまれている。その証拠に、仙臺市には「魯迅友の會」や「仙臺における魯迅の記録を調べる會」など、魯迅にちなんだ中日友好組織がいくつもある。また魯迅の命日に當たる10月19日、仙臺では毎年、魯迅記念碑の前で碑前祭を行い、魯迅をしのぶ。

 「人民網日本語版」2011年3月17日

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