上海市総工會が年初に発表した「上海労働者労働就業狀況分析およびトレンド研究」報告書によると、現在上海の失業者のうち、35歳以下の若者が38.5%を占め、これらの就職「黃金世代」の若者は仕事がないため、経済的に両親に頼らざるを得ず、「スネかじり族」となっていることが分かった。
今回の調査によると、上海の35歳以下の若者の失業率は45歳以上の熟年層の失業率に次ぎ、しかも拡大傾向にある。彼ら?彼女たちは短大卒以上の學歴がほとんどで、失業者総數の26.1%に上る。
報告書は、若者のスネかじり現象が現れた主な理由として、▽一部の若者の知識、職能、実踐力が雇用側のニーズとマッチしていない▽若者の職業?収入に対する期待が高すぎ、中途半端な職に就くより在宅での失業を望んでいる▽企業が効率の向上とコストの削減を考えているため、キャリアのある社會人を採用する傾向がある---この3點を挙げている。
広州穂港澳(広州?香港?マカオ)青少年研究所などの機関の調査によると、広州の若者の35%はすでに「月光族(月給を當月に使い果たす若者)」に、7%は「スネかじり族」となっている。
今回の調査では1500通のサンプルが集まった。広州の若者の現在の平均月収は3163.45元、大多數の若者の収入水準は1千-4千元の間だった。また広州の若者の1カ月平均の消費額は1917.39元、ほとんどの若者は毎月ある程度の金額を殘しているが、一部の若者は依然、両親の収入を頼りに生活を維持している。
「人民網日本語版」2011年3月25日