韓國のある建築會社はこのほど、高給待遇の福島で働く従業員を募集し、ネットで論爭が繰り広げられている。一部のネットユーザーは、「21世紀版の強制徴用」と厳しく責め立てた。韓國の野黨、自由先進黨は25日に聲明を出し、政府に調査するよう要請した。各方面から圧力を受け、この會社は募集広告を取り下げた?!?/p>
「朝鮮日報」の25日の報道によると、韓國のある求人サイトに22日、高給の「ユニットハウスの設置技術スタッフ」を募集する広告が掲載された。勤務地は福島第一原発から60キロ離れた場所で、作業內容は2萬棟のユニットハウスを建てることだ。電気工、土木工事の業務経験のある男性105人を募集し、年齢と學歴の條件はない。月給は650萬ウォン(約3.9萬元)で、食事と住宅、往復航空券が提供される。すべての食料は韓國から空輸する。
待遇が良いため、すぐに80人の応募があったが、広告を見た韓國人の間で大きな反響を呼んでいる。あるネットユーザーは、「韓國人を日本人ですら行きたくない場所に送るのか。日本人のミスを韓國人が片付けるというのは歴史の繰り返しで、21世紀版の徴用といえる」と発言した。また、一部のネットユーザーは「建築會社の給料は日本の最低給與レベルにすぎず、彼らは同胞を売って仲介費を儲けたいだけだ」とした。
韓國の政界もこれに注目している。韓國の自由先進黨は25日に聲明を出し、韓國政府に調査するよう要請した。聲明は、「勤務地が安全な場所であれば、會社がこれほどの高給を提示するはずがない。すべての食料を韓國から輸入することも、勤務地の食品が安全でないことを意味する。政府はあらゆる措置をとり、今回の募集を阻止すべき」とした?!?/p>
一部の在日の韓國人留學生もこれに注目している。ある韓國人留學生は「環球時報」に対し、「この広告が議論されたのは、韓國が日本に強制労働させられた歴史があるからだ。そのほか、福島第一原発の周辺の大気に含まれる放射線量は高く、福島で救援作業をする日本の自衛隊からも逃亡者が出たくらいだ。日本は國內で作業員を募集できず、海外で募集している。そのため、韓國人はこの広告に反感を持った」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年4月26日