中國青年報社會調査センターは、民意中國網および捜狐ニュースセンターを通じ、3214名を対象に「裸婚(家なし、車なし、指輪なし、お金なしで結婚すること)」に関するオンライン調査を実施した。その結果、自分もしくは家族の裸婚を受け入れられるとしたのは47.5%、受け入れられないとしたのは23.3%で、どちらとも言えないが29.2%を占めた。調査対象者の47%が80年代生まれで、33.5%が70年代生まれだった。中國青年報が報じた。
チャン?イーモウ監督作品「サンザシの戀」公開後、「純愛」が流行語となった。消費主義や他者との比べ合いが社會的風潮となる中、純愛を追い求める多くの人が深刻なプレッシャーにあえいでいる。純愛とはすなわち裸婚を意味する可能性があるからだ。テレビドラマ「裸婚時代」が若者の人気を集めているのも、世相を反映してのことだ。
現在も多くの若者が実生活において、物質的快楽を追求するため、あの手この手を盡くしている。このほど、武漢市東湖の浜辺で開催された富豪のお見合い會場の寫真が、ネット上で話題となった。男性の參加條件は個人資産3000萬元以上、もしくは年収100萬元以上で、かつ9萬9999元のチケットを購入する必要があった。一方の女性は參加申し込みが無料で、選抜(水著ショー等)を経て勝ち殘った女性が豪華客船のディナーに參加した。多元化社會においてはさまざまな価値観があって然るべきだが、上述した富豪のお見合いが不平等な関係に基づくものであることは否めない。これにより一部の女性は一夜にして理想的な男性とめぐり合えるかもしれないが、「お金も車も家も持っている男は多いが、そのほとんどが黃有為(裸婚時代の登場人物、外に愛人を作る)だ」というテレビドラマのセリフ通りなのである。富豪に嫁ぐためには表と裏で熾烈な爭いを繰り広げなければならないが、富豪の家庭は深く底知れず、物質のみに支えられる婚姻関係を長期的に維持することは難しいだろう。