中國國家體育総局の劉鵬局長はこのほど、中國共産黨第17回全國代表大會中央國家機関代表団のグループ別討論に參加した際、「成績はオリンピック大會で最も明確な指標であるが、中國が2008年の北京五輪に參加する唯一の目標ではない」と語った。
劉鵬氏の発言は主に次の通り。
どのような成績を獲得するかは、総合的な競技レベルにかかわっているが、さまざまな不定性もある。これこそ、競技スポーツの魅力であろう。現在の狀況から見れば、中國の競技レベルはトータル的にアップしているが、アメリカやロシアなどスポーツ大國のレベルアップの勢いも目覚しいものである。2004年アテネ五輪では、アメリカとロシアのメダル総數は中國のそれを上回った。2005年から2007年にかけての世界的スポーツ大會でも同様である。中國のスポーツのトータルな実力から見れば、米ロのレベルまでにはまだ大きな格差が存在する。
中國選手がすばらしい成績を獲得することは、全國民が望んでいることである。祖國で開催される五輪大會に出場するのは、中國の監督や選手にとっては一生に一回だけのチャンスかもしれない。自國が主催する五輪大會で國のために栄光を勝ちとるのは、すべての監督と選手にとっても一生の夢でもある。當面、中國のスポーツ関係者たちは積極的に準備を整え、いい成績の獲得を目指している。
北京五輪に參加する中國は、主に四つの目標がある。一、オリンピック精神を大いに発揚し、中國のスポーツ選手のすばらしい精神性とスポーツマンシップにより、中國の優れたイメージを世界に示すこと。二、競技レベルの高さを十分に発揮し、よりすぐれた成績獲得を目指すこと。三、世界各國、各地域と友好的交流を行うこと。四、全國民の健康のためのスポーツ指向の高め、大衆向けのスポーツ活動の発展を促すこと。
劉鵬局長は「北京五輪は各國間の友情、人類の進歩、調和の取れた世界の構築を促す重要なチャンスである。主催國である中國は、世界各地のスポーツ選手、監督および來賓たちのために質の高いサービスを提供し、試合と生活の條件をよく整えなければならない。これは、當面最も重要な課題である」と語った。
「チャイナネット」 2007年10月18日 |