4月26日、2008年北京五輪の聖火トーチおよびトーチリレーのルートの発表式が北京の「中華世紀(jì)壇」で開催された。中國共産黨中央政治局委員、中國共産黨北京市委員會(huì)書記、北京五輪組織委員會(huì)の劉淇會(huì)長、IOCのロゲ會(huì)長が発表式であいさつを述べた。
オリンピックトーチはIOCの批準(zhǔn)を経て、オリンピック聖火が點(diǎn)すためのものである。オリンピックトーチはオリンピック聖火の持ち運(yùn)ぶツールである。1936年のベルリン五輪いらい、毎回の五輪大會(huì)には主催國の文化の特色をアピールし、ハイテクを利用したトーチも現(xiàn)れ、オリンピックの重要な遺産とも見られている。
北京五輪の聖火トーチは長さは72センチ、重さは985グラム。トーチは15分間燃焼しつづけることが可能であり、風(fēng)速がゼロの環(huán)境でも聖火の炎の高さは25-30センチを保てる。プロパンガスは環(huán)境にやさしい燃料である。炎の色は黃色で鮮やかなものであるので、強(qiáng)い光や日光の下においても識(shí)別することができ、撮影にも便利である。トーチの外形の材料はリサイクルが可能な、環(huán)境にやさしい材料である。
北京五輪聖火トーチの外観のデザインは中國の伝統(tǒng)的な「祥雲(yún)(吉祥の兆しの雲(yún))」の図案からインスピレーションを受けたといわれる。「祥雲(yún)」という文化の概念は千年以上の歴史があり、代表的な中國文化の記號(hào)である。トーチの造形デザインのインスピレーションは中國の伝統(tǒng)的な紙の巻物をイメージしたもの。紙は中國の「四大発明」のひとつであり、シルクロードを通じてアラブ諸國、地域やヨーロッパへ伝えられた。人類の文明は紙のおかげで伝播し始めた。漢の時(shí)代を起源とする鮮やかな赤色を使った北京五輪の聖火トーチはこれまでの五輪大會(huì)のそれと異なり、レッドとシルバーのコントラストは目覚しい視覚的効果があり、各種メディアによる伝播にもプラスとなる。トーチは上下の比例にむらがなく、「祥雲(yún)」の図案とレリーフの工蕓デザインにより、トーチはトータルな意味で上品で優(yōu)雅で、華麗な特色があり、內(nèi)容も豊かで、強(qiáng)い歴史的特性もある。
寫真は北京五輪聖火トーチリレーのシンボルマーク
寫真は北京五輪聖火トーチリレーのイメージ
付録:北京五輪聖火トーチリレーのルートと経由都市
北京市―アルマアタ―イスタンブール―サンクトペテルブルク―ロンドン―パリ―サンフランシスコ―ブエノスアイレス―ダルエスサラーム―マスカット―イスラマバード―ムンバイ―バンコク―クアラルンプール―ジャカルタ―キャンベラ―長野市―ソウル―ホーチミン市―中國臺(tái)北―香港特別行政區(qū)―マカオ特別行政區(qū)―海南省(三亜市、五指山市、萬寧市、海口市)―広東省(広州市、深圳市、恵州市、汕頭(スワトウ)市)―福建省(福州市、泉州市、廈門(アモイ)市、竜巖市)―江西省(瑞金市、井岡山市、南昌市)―浙江省(溫州市、寧波市、杭州市、紹興市、嘉興市)―上海市―江蘇省(蘇州市、南通市、泰州市、揚(yáng)州市、南京市)―安徽省(合肥市、淮南市、蕪湖市、績渓市、黃山市)―湖北省(武漢市、宜昌市、荊州市)―湖南省(岳陽市、長沙市、韶山市)―広西チワン族自治區(qū)(桂林市、南寧市、百色市)―雲(yún)南省(昆明市、麗江市、シャングリラ)―貴州省(貴陽市、凱里市、遵義市)―重慶市―四川省(広安市、綿陽市、広漢市、楽山市、自貢市、宜賓市、成都市)―チベット自治區(qū)(山南地域、ラサ市)―青海省(ゴルムド市、青海湖、西寧市)―新疆ウイグル族自治區(qū)(ウルムチ市、カシュガル市、石河子市、昌吉市)―甘粛省(敦煌、嘉峪関、酒泉市、天水市、蘭州市)―寧夏回族自治區(qū)(中衛(wèi)市、呉忠市、銀川市)―陝西省(延安市、楊凌市、咸陽市、西安市)―山西省(運(yùn)城市、平遙市、太原市、大同市)―內(nèi)蒙古自治區(qū)(フホホト市、オルドス市、包頭市、赤峰市)―黒竜江省(チチハル市、大慶市、ハルピン市)―吉林省(松原市、長春市、吉林市、延吉市)―遼寧省(瀋陽市、本渓市、遼陽市、鞍山市、大連市)―山東省(煙臺(tái)市、威海市、青島市、日照市、臨沂市、曲阜市、泰安市、済南市)―河南省(商丘市、開封市、鄭州市、洛陽市、安陽市)―河北省(石家荘市、秦皇島市、唐山市)―天津市―北京市。
「チャイナネット」 2007年4月27日
|