外交部の劉建超報道官は25日、北京で、「中國はアメリカの指導者がダライラマと電話會談したことなどについて、アメリカに強い不満を表明した」と発表した。
報道によると、アメリカのブッシュ大統領はこのほど、ダライラマと電話會談し、ダライラマのいわゆる「アメリカ駐在代表」と會見したという。この日の記者會見で、「中國はブッシュ大統領のこの行動をどう受け止めるか」という記者の質問に対し、劉建超報道官は「チベットは中國にとって分割できない領土の一部であり、チベットの管理は中國の內政である。ダライラマは1人の宗教人にすぎないだけでなく、長期にわたって、祖國の分裂活動を行っている政治亡命者でもある。中國はすでに、アメリカの指導者がダライラマと電話會談し、その『アメリカ駐在代表』と會見したことなどに対して、アメリカに強い不満を表明した。そして、アメリカに対して、國際関係のルールを遵守し、チベットが中國にとって分割できない一部分であることを認め、チベットの獨立を支持しないという約束を著実に守り、チベット問題で中國への內政干渉を止めるよう要求した」と述べた。
「中國國際放送局 日本語部」より2008年9月26日 |