中國共産黨中央の胡錦濤総書記と中國國民黨の呉伯雄主席は26日、北京で會談し、海峽両岸関係をより一層推進することについて意見を交わし、多くの點で一致を見た。この會談について、臺灣、香港、マカオのメディアは高く評価している。
臺灣の「聯合報」は、胡錦濤総書記が唐詩の句「欲窮千里目、更上一層樓(千里の目を窮(きわ)めんと欲せば更に一層樓(ろう)に上がれ)」を引用して海峽両岸関係の発展を語ったことを強調している。
香港の「大公報」は「中國では28日、伝統的祝日『端午の節句』を迎え、これを祝う行事として各地でドラゴンボートレースが行われるが、もし海峽両岸関係を1隻のドラゴンボートにたとえれば、今回の會談は、スピードを上げるための、ペースの速い太鼓の音を立てている」という文章を載せている。
「マカオ日報」は「過去の一年、両岸関係の改善にしたがい、経済協力をめぐって話し合いが行われてきた。今回の會談で胡錦濤総書記は、経済協力の合意文書の作成に向けた交渉をできるだけ今年下半期に始めることを承認したが、これは、中國大陸の指導者が両岸の人々に利益をもたらそうとする誠意の表れだ」と述べている。
?中國國際放送局 日本語部?より2009年5月29日 |