賈慶林?全國政協主席(中共中央政治局常務委員)は18日午後、饒頴奇氏率いる臺灣民意代表交流訪問団と人民大會堂で面會した。
賈主席は「両岸の人々の共同努力の下、過去1年間に両岸関係は新たな歴史的出発點において重要な進展を遂げ、両岸の人々に確かな利益をもたらした。両岸による対等な協議や互恵協力の実施に賛同し、両岸関係の平和発展を支持することは、どんどん臺灣民意のメインストリームとなり、両岸の人々の普遍的な共通認識となっている。両岸関係の平和発展の実現は、両岸の人々の共同事業だ。両岸雙方?社會各界が引き続き努力し、両岸関係の発展の正しい方向と改善?発展の良い基調を保ち、両岸関係の不斷の進展を促すことを希望する」と述べた。
また「現在、世界経済は世界金融危機による深刻な影響から一歩一歩脫しようとしており、両岸の経済協力は新たな段階へと踏み出している。私たちは時機を逸することなく両岸の経済?貿易?金融面の結びつきを一層緊密化し、積極的?開放的な姿勢と互恵互利の原則に基づいて、両岸の経済協力枠組み協定(ECFA)の交渉?締結を行い、両岸の経済協力を新たな水準へと高めなければならない。両岸の人々は文化?教育面の交流や協力を全面的に強化し、中華文化を共に継承?発揚し、文化アイデンティティと民族アイデンティティを強化し、両岸の文化?社會と人々の思想?感情の大融合を推し進めるべきだ。両岸各分野?各界が不斷に交流を強化することを希望する。さらに多くの臺灣民衆が両岸の大交流?大協力に加わり、両岸の人々の大団結を最も広範に実現し、両岸関係の平和発展の推進という共通認識を不斷に凝集し、両岸関係の平和発展の成果を共に分かち合うことを歓迎し、支持する。大陸と臺灣が共に1つの中國に屬することを堅持し、両岸の政治的相互信頼を強化し、良い相互作用を維持し、様々な妨害を乗り越え、溝を適切に処理し、共通認識の拡大に努め、両岸の人々にたゆまず幸福をもたさなければならない」と述べた。
饒氏は「臺灣のメインストリームの民意は両岸関係の平和発展を望んでいる。両岸の交流?協力にはさらに多くの臺灣の一般民衆の理解と支持が必要だ。代表団のメンバーは臺灣各地?各黨派の離任した民意代表であり、臺灣社會において広範な影響力を持つ。大陸との交流を通じて、理解を深め、協力を拡大して、両岸の民間交流の推進に共に貢獻を果たし、両岸関係の平和発展と中華民族の復興の促進のために力を捧げたい」と述べた。
「人民網日本語版」2010年3月19日