この科學者の名前はイーゴリ。1999年にある英國企業に対してロシアの原子力潛水艦とミサイルに関する情報を提供したとして逮捕された。ロシア側の調査員によると、この英國企業は米國CIAのヨーロッパにおける隠れ蓑だという。同科學者は2004年に懲役14年の判決を受けていた。もっとも彼は、自分が相手側に提供したのはいずれもインターネットで探した公開の情報だと述べていた。
米國とロシアは今回のスパイ事件をスパイの交換という方法で解決しようとしている。情報筋によると、米國に逮捕された10人のスパイもじきに自由の身になるという。米國が2週間前に「ロシアスパイ事件」を明らかにして以來、雙方は一貫してひそかに接觸し交渉を続けてきた。もっとも、米國とロシアの政府高官はいずれもこの件についてコメントを発表するのは拒否していた。
イーゴリ氏の他に、ロシアの將校と他の9人の「西側スパイ」も今回の交換のリストに入っている。この將校はイギリスのスパイとして2006年に懲役13年の判決を受けた。逮捕された「ロシアのスパイ」10人は現在、ニューヨークの収監所で裁判を待っている。彼らの弁護士によると、これら容疑者の事件は早ければ9日午後に「重要な転換が見られる」だろうとしている。
「1対1での交換」方式で今回のスパイ問題を解決することは、米國とロシアの雙方にとって良策だと分析する意見もある。
「人民網日本語版」2010年7月9日