朝鮮の金永春人民武力相(國防委員會副委員長)は26日に平壌で「日増しに増大する米國の核の脅威を前に、新たな先進的方法で核抑止力をさらに強化する」と表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
朝鮮中央通信によると、金氏は同日、平壌體育館で行われた祖國解放戦爭(朝鮮戦爭)勝利57周年慶祝中央報告大會で「朝鮮人民は祖國解放戦爭に勝利することで、祖國と革命の勝利の果実を守り、新たな世界大戦の挑発という米帝の陰謀を粉砕し、人類の安全と平和を守った」と述べた。
金氏はまた「新たな先進的方法で核抑止力をさらに強化することは、朝鮮人民の正當な自主的権利であり、わが軍隊が敵に対処する情け容赦ないやり方でもある」「米韓がわれわれの度重なる警告を顧みず、新たな侵略戦爭を挑発するのなら、われわれは自衛的核抑止力を含む全ての軍事的潛在力を使用し、侵略者とその巣窟を全て消滅させ、戦爭の禍根を根本から取り除く」と表明した。
朝鮮は「朝鮮戦爭休戦協定」締結日の1953年7月27日を「祖國解放戦爭戦勝日」と呼んでいる。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2010年7月27日