フランスとポルトガルへの公式訪問を控えた胡錦濤國家主席は2日、フランス?フィガロ紙とポルトガル?ルサ通信による書面インタビューに応じ、中國とフランス?ポルトガル?EUの関係やG20ソウル?サミット、中國の発展の道と発展方向、21世紀の國際秩序構築などに関する質問に回答した。
新たな情勢の中で、中仏両國がいかに全面戦略パートナー関係の更なる発展を推し進めていくかについて、胡主席は、「中仏関係は獨特な戦略的特徴を有している。國交樹立以來46年間、両國は各分野で多くの協力成果を収めてきた。國際情勢が深刻かつ複雑に変化している今、中仏は安全保障理事會常任理事國として、また國際的に重要な責任ある國家として、両國関係に新たな內容を追加していく必要がある。我々はフランスとの誠実な対話を通じ、理解と信頼を深め、相互尊重?平等関係を堅持し、両國関係の健全で安定した発展を保っていきたい。また、貿易を拡大し、原子力発電?航空など伝統的な分野での協力を推進し、省エネ?環境保護、情報技術、ハイエンド製造、新エネルギー、新材料などの分野での協力を積極的に深めていきたい。重要なのは、雙方の協力が簡単な貿易?投資関係から、平等な協力パートナー関係へと成長することであり、中仏の文化的メリットを発揮させ、人文交流を密接にすることであり、戦略的協力を強め、共に世界的な試練に対応していくことだ。私は雙方の共同の努力を通じて、中仏の全面戦略パートナー関係が新たな高みに到達し、両國の人々、各國の人々に更なる幸福をもたらすことができると信じている」との見方を示した。
中國?ポルトガル関係の発展について、胡主席は、「中國?ポルトガル両國人民の友情は長年にわたり続いてきた。1999年、両國は平穏の中マカオ返還を実現し、國家間における歴史的問題解決の模範となった。2005年、中國?ポルトガルは全面的な戦略パートナー関係を築き、両國関係は新たな発展の時期に突入、雙方の各分野における交流?協力は多くの成果を得た。我々はポルトガルと共に、政治上の相互信頼を強化し、二國間交流を密接にし、実務的協力を拡大し、各自の発展を促進し、共同で世界的な試練に対応していきたい。我々は中國?ポルトガル関係の未來に対し、自信に満ち溢れている」と指摘した。
中國?EU関係の現狀と発展について、胡主席は、「中國とEUの友好関係樹立以來35年間、雙方の関係は時間と國際的な変化による試練を受け続けてきた。現在、中國とEUのハイレベル交流は密接で、協力において大きな成果を得ている。EUはすでに6年連続で中國最大の貿易パートナーであり、中國はこのほど初めてEUの第2の輸出市場となった。今年第1-3四半期、雙方の貿易額は前年同期比34.4%増の約3500億ドルに上った。人文交流も多彩で、中でも上海萬博は中國?EUの交流強化に向けた重要なプラットフォームとなった」と指摘した。