TTPは最近の一連のテロ攻撃で、アルカイダに似たテロ手法?能力を示しており、アルカイダすら越える勢いだ。TTPは軍施設に対する自爆テロ、警察ビルに対する自動車爆弾攻撃、さらにNATO輸送車列に対する待ち伏せ攻撃も行った。カラチのメヘラン海軍基地への襲撃では、まず爆弾で襲撃した後、有利な陣地を占拠してパキスタン軍と応戦し、人質を取り、兵士を殺害し、航空機を爆破した。その手法は08年にムンバイ同時多発テロを起こしたLeTと軌を一にする。ここからパキスタン國內の國際テロ勢力と地元過激派武裝組織が早くから有無相通じ、互いに學び合い、テロ訓練施設も共有していることが推察できる。TTPは群を抜いたテロ能力を示した。その構成員數や資金力は恐らくすでにアルカイダを超えている。
「アルカイダおよびその同盟運動」による報復のうねりは恐らく長期間続くだろう。報復対象はパキスタンから歐米諸國へ次第に拡大する恐れがあり、武力と資金力に富むテロ?過激派組織が前面に出る。したがって國際社會はこのテロのうねりの特徴と法則を見極め、警戒を強めなければならない。パキスタンが難局を乗り越えられるようできる限り支援し、國際テロ組織の跋扈を共同で抑え込まなければならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年5月31日