寫真：（左から）菅氏、枝野氏、岡田氏、前原氏

「首相の頻繁な交代」は日本政治の特色だ。あるメディアのまとめた統(tǒng)計は、日本が全世界で最も首相交代の頻繁な國であることを示している。初代首相である1885年の伊藤博文から現(xiàn)在までの100年余りで、すでに100人近くが交代。平均任期は1.35年、最短は羽田孜氏の64日間だ。日本の首相交代はすでにありふれた話となっている。人民日報海外版が伝えた。

現(xiàn)職の菅直人首相の地位は地震前から極めて危うかったが、地震後は國を挙げて震災(zāi)に対処するために退陣が先延ばしされた。だが3カ月後に「首相交代」の呼び聲が再び高まり、首相も明確に辭意を表明した。

民主黨內(nèi)では次期首相擁立の動きが起きている。次期首相と目される閣僚は自らの姿勢を次々に表明。野田佳彥財務(wù)相は黨代表選に出馬するかどうかは明らかにせず、黨內(nèi)団結(jié)の必要性を強調(diào)した。鹿野道彥農(nóng)林水産相は若手起用を訴え、黨務(wù)掌握への関心をほのめかした。新首相に就任して日本政治を混亂から救えるのは誰か。NHKが先日1681人を?qū)澫螭诵肖盲侩娫挜ⅴ螗暴`トでは、前原誠司前外相が「次期首相に最もふさわしい政治家」として最高の支持率（7％）を獲得。野田佳彥財務(wù)相（5％）、枝野幸男內(nèi)閣官房長官（4.29％）が後に続いた。小沢一郎元民主黨代表は2.1％だった。

米ウォールストリート?ジャーナル紙（電子版）は次期首相に関する記事で「前原誠司氏は國防と外交に精通したタカ派の人物で、菅氏の打ち出した消費稅引き上げの財政再建策を支持している。だが今年3月に日本では違法とされる外國人からの政治獻(xiàn)金問題で、外務(wù)大臣辭任に追い込まれた。民主黨を再び掌握する可能性のあるもう1人の人物が、黨內(nèi)第2位で現(xiàn)在57歳の岡田克也幹事長だ。前原氏とバックグラウンドは似ており、同じく外務(wù)大臣や民主黨代表を歴任し、財政改革にも賛成している。世論調(diào)査でのダークホースは枝野幸男官房長官だ。枝野氏は大地震発生後に政府の震災(zāi)対策を代表する人物となり、次第に政治スター化した。弁護(hù)士出身の枝野氏は連日疲れ知らずの様子で被災(zāi)情況を記者に説明し、一部國民の支持を得た。一方、菅氏は危機(jī)発生後の最初の數(shù)日間、全國に向けた演説をほとんど行わなかったため強い批判を浴びた」と報じている。

現(xiàn)在のところ首相交代は確実だが、誰に交代するかはまだわからない。

「人民網(wǎng)日本語版」2011年6月17日