胡錦濤國家主席は12日、米ハワイ州の州都ホノルルで日本の野田佳彥首相と會談した。両首脳は中日関係その他共通関心事について意見交換し、両國の戦略的互恵関係を引き続き深化させることで一致した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
胡主席は「中日は隣國で、共にこの地域と世界における重要な國だ。雙方にとって中日関係は最も重要な二國間関係の1つだ。國交正常化から39年、雙方の共同努力の下で、各分野の交流?協力はかつてない水準に達している。中日関係の改善と発展は両國および両國民に重大な利益をもたらしただけでなく、アジア、さらには世界の平和?安定?繁栄への積極的な貢獻にもなった」と表明。
また「中國は常に戦略的?長期的視點から中日関係の発展を重視し、中日友好政策を堅持している。日本側と共に両國民の根本的利益に著眼し、中日間の4つの政治文書に記された原則と雙方間の重要な共通認識に従い、二國間、地域、グローバルの3つのレベル、および政治?経済?人?文化など各分野で、対話?交流?協力を全面的に強化し、戦略的互恵関係の持続的で踏み込んだ前向きな発展を促し、來年の國交正常化40周年を共に迎えたい。野田首相が就任後、中國との戦略的互恵関係の深化に努める方針を表明し、日本政府の基本外交政策として強調していることは、中日関係重視の現われであり、稱賛したい」と述べた。
胡主席は両國関係の発展について次の5つの意見を示した。
(1)ハイレベル交流を継続し、政治的相互信頼を強化する。政府、政黨、議會など各分野の対話と交流を踏み込んで推し進め、相互信頼の強化に努め、戦略的互恵関係の推進に向けた政治的基礎を固めるべきだ。