黃海での中國漁民との衝突により韓國海洋警察官1人が死亡した件に韓國メディアは強い関心を寄せている。韓國側は「確かな」証拠を押さえたとして、「殺人罪」と「特殊公務執行妨害罪」で中國人船長を起訴すると発表した。韓國メディアによると厳しい判決は避けられず、最高で死刑もあり得る。人民日報傘下の國際情報紙?環球時報が伝えた。
韓國紙?毎日経済は13日付で、韓國警察が程大偉船長について「殺人」と「特殊公務執行妨害」容疑、他の船員8人について「特殊公務執行妨害」容疑で逮捕狀を請求することを決めたと報じた。アン?ソンシク仁川海洋警察捜査課長は「國立科學捜査研究院での検査の結果、イ?ナクフン巡警は程大偉容疑者に腹部を刃物で刺され、大動脈からの大量出血により死亡したことが確認された。兇器は操舵室內の長さ25センチメートルの刃物だった」と説明。一方で、程容疑者が殺人容疑を否認し、漁民の一部も適切な捜査を要求していることも認めた。同紙は程容疑者への厳しい判決は「避けられない」としている。
韓國在住の中國人アナリストは13日、環球時報に「韓國はすでに死刑を廃止しており、名義上死刑判決が言い渡されても、通常そのまま執行されることはない」と説明した。朝鮮日報によると、韓國が今年逮捕した中國人船員は58人に上るが、大半は執行猶予付きで釈放されている。
「人民網日本語版」2011年12月15日