日本の野田佳彥首相は最近、かなりの苦境に立たされている。野黨が様々な妨害をするのは「天敵」として當(dāng)然であり、過度にとがめるほどのものではない。致命的なのは、民主黨內(nèi)の摩擦が小沢一郎氏の一審無罪判決を受けて決裂の兆しまで呈していることだ。中國青年報(bào)が伝えた。
野田首相は小沢氏と最近2回會談したが、いずれも物別れに終った。野田首相があくまで主張する消費(fèi)稅増稅に、小沢氏は終始反対を表明した。野田首相と小沢氏が最終的に決裂した場合、増稅法案の衆(zhòng)議院通過は難しいと見られる。野黨が優(yōu)勢の參議院での審議となれば、野田首相は自民黨との協(xié)力を模索する方向へ重要な一歩を踏み出すだろう。ひとたびそうなれば野田首相は自民黨との協(xié)力の交換條件として衆(zhòng)議院の早期解散に応じると見られ、結(jié)果的に民主黨は分裂するだろう。こうした局面を前に、野田首相は第2次內(nèi)閣改造を行った。
■野黨に歩み寄り、問責(zé)決議を受けた閣僚を更迭
野田首相は4日、5閣僚の交代を発表した。今年1月に続く2回目の內(nèi)閣改造だ。
參議院で問責(zé)決議を受けた田中直紀(jì)防衛(wèi)相と前田武志國土交通省を更迭し、後任に森本敏拓殖大大學(xué)院教授と羽田雄一郎民主黨參院國対委員長を起用。鹿野道彥農(nóng)林水産相の後任に郡司彰氏を起用し、小川敏夫法務(wù)相の後任に滝実法務(wù)副大臣を昇格させ、國民新黨代表の自見莊三郎金融?郵政改革擔(dān)當(dāng)相の後任に同黨の松下忠洋復(fù)興副大臣を充てた。
野田首相が今回內(nèi)閣改造を行い、問責(zé)決議を受けた大臣を更迭したのには、野黨に妥協(xié)し、歩み寄る狙いがある。今月21日の本國會會期末までに衆(zhòng)院での採決を?qū)g現(xiàn)するため、野田首相は消費(fèi)稅引き上げを柱とする法案についてできるだけ早く自民黨と協(xié)議することを望んでいる。
同日午後、野田首相は官邸で行った記者會見で、新閣僚名簿を自ら読み上げた。民間初の防衛(wèi)相となる森本敏氏について野田首相は「安全保障分野の第一人者だ。安全保障環(huán)境が不透明な中、日本の平和と安全を守るため力を発揮してもらいたい」と述べた。衆(zhòng)院解散?総選挙の時(shí)期に関しては「一體改革も大きな要素だ。やらねばならないことをやり抜いた上で民意を問う」と表明した。