四、「公有制経済と非公有制経済はいずれも社會主義市場経済の重要な構成部分」
中國社會科學院金融研究所 王國剛所長:
公有制経済と非公有制経済はいずれも社會主義市場経済の重要な構成部分で、同等に重要な位置に置いている。そのため市場メカニズムの決定的役割が體現される。市場メカニズムは公平で、市場の各主體の競爭が公平な狀態にあるため、政策的な差別があってはならない。あなたは國有だから政策的に支持し、欠損が出れば財政的に補助する。非公有経済の私とあなたが競爭し、私に欠損が出れば自己負擔。一つの市場の中において、こうした競爭があってはならない。だから今回は公平を重んじる必要がある。今回の注目點をあえていうなら、この2つの公平性を強調したところだ。
五、「科學的な財政?稅制は、資源配置を最適化し、市場の統一を維持し、社會の公平を促し、國が長期にわたって安定する制度を保障する」
國家開発銀行研究院副院長、中國社會科學院金融研究所金融市場室主任 曹紅輝氏:
財政?稅制の本質と目的が解明され、その政治的職能、社會的職能、経済的職能が明確になり、財政?稅制改革の目標がはっきりと指し示された。
六、「稅制改革、稅負擔安定」
財政部財政科學研究所 賈康所長:
営業稅から増値稅への変更の全面的な推進で中國の新たな財政?稅制改革がスタートした。次の稅制改革には政府の歳入構造と稅制構造の最適化、増値稅改革の完成、個人所得稅の改革、不動産稅の改革?強化などが含まれるはずだ。稅負擔の安定とは、マクロでみた稅負擔の安定を指し、経済総量が増えていることからマクロで見た稅負擔を安定させるには構造的な減稅が必要で、この2つを同時に進める必要がある。