中國の史明徳駐獨大使は11日付ドイツ紙の取材に「中國と日本との爭いは歴史に対する姿勢に関わる。中國は近隣國と摩擦を起こす意図はないが、原則問題で妥協することはあり得ない」と述べた。新華網が伝えた。
史大使は「第2次世界大戦終結からすでに60年以上になるが、日本は中國や他のアジア諸國に対して侵略戦爭を発動したことを未だに認めていない。少し前に安倍首相は靖國神社を參拝した。靖國神社は第2次大戦のA級戦犯14人を祀っており、日本軍國主義の精神的支柱だ。日本の指導者による靖國神社參拝は、ドイツの首相がベルリンのホロコースト記念碑に行かず、ヒトラーのトーチカに獻花するのようなものであり、ドイツでは考えられないことだ」と指摘。
「中國と日本との爭いは歴史に対する姿勢に関わる。中國は近隣國と摩擦を起こす意図はないが、挑発する者がいるのなら、われわれの立場と姿勢を明確に表明しなければならない。正義と戦後秩序の維持など重大な原則に関わる問題において、われわれが妥協することはあり得ない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月14日