李克強総理がブリュッセルでの第21回中國EU首脳會議へ出発するのを前に、中國の張明駐EU大使は、「現(xiàn)在の中國EU関係には大きな特徴が4つある。暖かさに満ちた中國EU関係は必ず世界に『暖流』を注ぎ込み続けると信じる」と表明した。中國新聞社が伝えた。

「中國EU協(xié)力の『暖かい春』を捉える」と題する寄稿で、張大使は、「雙方の指導(dǎo)者が戦略的に指導(dǎo)し、中國EU各界が積極的に參加する中、中國EU関係の発展は再び『暖かい春』を迎えている」と指摘。現(xiàn)在の中國EU関係の「大きな特徴」として次の4つを挙げた。

（１） 戦略的相互信頼を強固にし続けている。中國の習(xí)近平國家主席は昨年最後の外遊先にも今年最初の外遊先にも歐州を選択した。訪仏時には、中國、フランス、ドイツ、EUの指導(dǎo)者が専門會合も行い、「中國とEUは戦略的相互信頼を強化し、戦略的協(xié)力を深化する」という鮮明なメッセージを世界に向けて発し、中國EU関係の発展に新たな政治的原動力を與えた。

（２）利益の融合が日増しに緊密化している。中國にとってEUは15年間続けて最大の貿(mào)易パートナーであり、EUにとって中國は現(xiàn)在第2の貿(mào)易パートナーとなっている。2018年に雙方間の貿(mào)易額は6820億ドルを超え、過去最大を記録した。中國にとって改革開放を全面的に推進する新たな重大措置である「外商投資法」が今年3月に可決された。これは中國とEUの投資の自由化及び円滑化を著しく促進し、將來の中國EU協(xié)力に一段と大きな発展のチャンスを創(chuàng)造する。

（３）「一帯一路」（the Belt and Road）協(xié)力連攜が深まり、著実になっている。先般、イタリアとルクセンブルクが相次いで中國と「一帯一路」協(xié)力覚書に調(diào)印し、こうした協(xié)力合意に調(diào)印した歐州の國は22カ國となった。「一帯一路」の枠組で、國際定期貨物列車「中歐班列」は累計1萬4000本運行し、歐州15カ國?50都市まで延びている。中國と歐州の多くの企業(yè)がすでに手を攜えて協(xié)力し、世界市場を共同開拓している。

（４）中國EU関係の世界的意義が日増しに際立っている。先月中旬の中國EUハイレベル戦略対話會議で、雙方は多國間主義の支持、開放型世界経済の構(gòu)築などについて「10大共通認識」にいたった。また、中國とEUは現(xiàn)在國連システムでの調(diào)整?協(xié)力を強化し、世界貿(mào)易機関（WTO）や國際通貨基金（IMF）など世界や地域の多國間體制の建設(shè)的役割を十分に発揮し、國際紛爭の政治的解決を後押しし、気候変動に共同対処し、持続可能な発展を促進している。

近く開催される第21回中國EU首脳會議について、張大使は、「會期中、雙方の指導(dǎo)者は中國EU関係及び関心を共有する重大な國際?地域問題について踏み込んだ意見交換をする。會議は中國とEUの包括的な戦略的パートナーシップに新たな原動力を與え、各分野の対話と協(xié)力を新たな段階へと押し上げ、中國EU関係の安定性、戦略性、互恵性を一層高めるものと信じる」と表明した。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月8日