「全國両會期間」に入った北京。両會に出席する香港?マカオの代表委員が２０日、北京入りした。今回の両會で最も関心を寄せている議題について取材を受けた複數の代表委員は、新型コロナウイルス対策と大灣區(qū)の建設等と話した。

　中國人民政治協(xié)商會議全國委員會（全國政協(xié)）香港地區(qū)委員で香港特區(qū)政府警務処の鄧竟成前処長は「感染癥対策のほかに経済?民生?社會狀況に対するコロナ禍の影響と國の解決策に注目している。こうした情況下で両會が開かれるということは感染癥対策に対する自信を表している」と指摘した。

　同じく全國政協(xié)香港地區(qū)委員の陳仲尼氏（香港浙江省同郷會連合會會長）は、脫貧困対策の取り組み、小康（ややゆとりある）社會の全面的な建設、対外貿易の安定、企業(yè)の安定、雇用の安定、地方の醫(yī)療水準の向上などいずれも関心を寄せる議題だとした。

　全國政協(xié)香港地區(qū)委員の呉傑莊氏は関心のある議題について▽香港の青年を巻き込んで粵港澳大灣區(qū)（広東?香港?マカオベイエリア）の発展を推し進めること▽粵港澳大灣區(qū)が架け橋としての役割を発揮し、デジタル経済と伝統(tǒng)産業(yè)の新たな関係を構築すること▽獨自の知的財産権の開発ツールのプラットホームを構築することなど――と説明した。

　全國人大香港地區(qū)代表で香港中律協(xié)創(chuàng)會の陳曼琪會長は主に法律方面の議題に注目しているとし、今回の両會で防疫に関する法律と措置、國の安全保障と粵港澳大灣區(qū)に関する法律整備等８つの提案をするという。

　「今回開催される両會は特に重要な意義がある」と全國人大香港地區(qū)代表で滬港連合控股有限公司董事會主席の姚祖輝氏は「これは新型コロナウイルスとの闘爭に中國が勝利したということ、経済回復を迅速に推し進めようという國の決意を表している」と述べた。

　「國家公衆(zhòng)衛(wèi)生管理體制の構築、コロナ後の脫貧困対策、経済の基盤安定に関する対策など非常に注目している」という全國人大代表で澳門（マカオ）立法議員の施家倫氏は「今回の両會で國家公衆(zhòng)衛(wèi)生緊急システムの中にマカオを加えること、マカオの映畫産業(yè)の発展のために文化交流基地の建設などを提案する」と語る。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2020年5月22日