28日午後の第13期全國人民代表大會（全人代）第3回會議の閉幕後、李克強(qiáng)総理が人民大會堂3階の金色ホールで記者會見に出席し、國內(nèi)外の記者からの質(zhì)問に回答した。

　李克強(qiáng)総理は米NBCの記者の中米関係の問題についての質(zhì)問に対し、以下のように答えた。

　現(xiàn)在、中米関係は確かにいくつかの新たな問題と試練に直面している。中米関係は非常に重要で、両國は國連安全保障理事會常任理事國であり、伝統(tǒng)的または非伝統(tǒng)的な試練への対応の面で多くの可能かつ協(xié)力すべき部分がある。経済貿(mào)易、科學(xué)技術(shù)、人文の面に幅広い交流があり、両國間には幅広い共通の利益があると言える。中米両國は合すれば則ち共に利し、分ければ共に損をし、両國民の利益だけでなく、世界にも関わる。そのため、一部の問題は発生後に世界の懸念を引き起こす。「新たな冷戦」とおっしゃったことについて、我々は冷戦思想を捨てることを常に主張している。いわゆる関係が斷たれることについて、2つの主要経済圏の関係が斷たれれば誰にとってもメリットはなく、世界に害が及ぶ。我々は両國首脳が達(dá)した重要な共通認(rèn)識に基づき、協(xié)調(diào)、協(xié)力、安定を基調(diào)とした中米関係の構(gòu)築を推し進(jìn)めるべきであると認(rèn)識している。

　経済に関しては、中米両國の経済はあなたの中に私がいる、私の中にあなたがいるという関係と言え、容易ではなかったが雙方ともが受益している。數(shù)年前、米國のあるハイテク企業(yè)が中國武漢の実質(zhì)的投資プロジェクトの著工を発表したことが思い出される。私はビジネス広告をするのではないが、その行為を評価し、祝い狀を送った。この件は、中米商業(yè)貿(mào)易界は互いに必要とし、協(xié)力?ウィンウィンを?qū)g現(xiàn)できることを示した。

　中米間の商業(yè)貿(mào)易協(xié)力はビジネス規(guī)則を遵守し、市場が選択し、企業(yè)が判斷し拍子をとり、政府がプラットフォームの役目を果たすべきである。中米は世界最大の発展途上國と世界最大の先進(jìn)國であり、社會制度、文化の伝統(tǒng)、歴史的背景がそれぞれ異なり、矛盾の存在は避けられない。問題はどのように対処するかである。中米関係は數(shù)十年の紆余曲折を経て協(xié)力し前進(jìn)しながら、苦労もあり、確かに複雑である。知恵で共通の利益を拡大し、矛盾を管理抑制する必要がある。要するに、互いに尊重し、平等に利益を得て、互いのコア利益を尊重し配慮し、協(xié)力?ウィンウィンを模索しなければいけない。これは自身、相手、世界にとってプラスとなる。

　「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2020年5月28日