習近平國家主席は2日、カザフスタンのトカエフ大統領、アゼルバイジャンのアリエフ大統領、ドミニカ共和國のアビナデル大統領と電話會談を行った。新華社が伝えた。
カザフスタンのトカエフ大統領との電話會談で、習主席は「雙方は引き続き『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設を推進し、生産能力?農業?インフラ分野の協力を強化し、コネクティビティの水準を高め続けると同時に、グリーンエネルギー、人工知能(AI)、EC、デジタル金融分野で協力の新たな成長源を培うべく盡力し、『グリーンシルクロード』、『健康シルクロード』、『デジタルシルクロード』を共に築く必要がある。中國はカザフスタンと遠隔醫療や伝統醫學分野の協力を深め、引き続きカザフスタン側の新型コロナとの闘いを支援したい。雙方は法執行、安全保障、防衛分野の協力を強化し、この地域の平和と安寧を共に維持する必要もある」とした。
トカエフ大統領は、「カザフスタンと中國は名実ともに恒久的な包括的?戦略的パートナーであり、いかなる狀況においてもカザフスタンが中國の利益を損なう事をすることは決してない。カザフスタンはワクチン提供など新型コロナとの闘いにおける中國の貴重な支援に感謝している。中國との両國関係を強化?深化し続け、『一帯一路』共同建設を著実に推進し、経済?貿易?インフラ?衛生分野の協力を強化し、上海協力機構 (SCO)やアジア信頼醸成措置會議(CICA)など地域?國際組織の枠組みで意思疎通や協力を緊密化していきたい」と述べた。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領との電話會談で、習主席は「中國はアゼルバイジャンの人々が自國の國情に基づき選択した発展路線を支持し、アゼルバイジャンを『一帯一路』共同建設の重要な協力パートナーと考えている。雙方はチャンスを共有し、発展を共に図り、『一帯一路』共同建設協力をしっかりと計畫?推進する必要がある。中國は良質で特色あるアゼルバイジャン産品の輸入を増やし、中國企業のアゼルバイジャンでの投資や事業展開を支持し、インフラ整備などの分野で協力を実施することを望んでいる。アゼルバイジャンと醫學分野の交流?協力を強化し、引き続きアゼルバイジャンの新型コロナとの闘いをワクチン提供などで支援していきたい」とした。
アリエフ大統領は、「アゼルバイジャンにとって中國は真のパートナーだ。アゼルバイジャンは過去も現在も將來も臺灣地區、香港地區、新疆関連の問題において中國側の立場を斷固として支持し、中國側と共に努力して両國の包括的?戦略的パートナーシップのたゆまぬ発展を推進することを望んでいる」とした。
ドミニカ共和國のアビナデル大統領との電話會談で、習主席は「中國はドミニカと執政理念面の交流を強化し、政治的相互信頼を深め、共同発展を促進することを望んでいる。中國はドニミカの特色ある農産物の対中輸出を歓迎し、中國企業によるドミニカでの投資?事業展開を支持する。ドミニカ側と國際?地域問題で調整?協力を強化し、國際公平?正義及び発展途上國の権益を共に守っていきたい。ドミニカ側が中國とカリブ海?中央アメリカ諸國との関係、中國と中南米全體の協力の促進に積極的役割を果たすことを希望する」とした。
アビナデル大統領は、「中國側の提供した醫療物資とワクチンはドミニカの新型コロナとの闘いにおいて鍵となる役割を果たした。ドミニカはこれに心から感謝する。ドニミカは『一つの中國』政策を揺るぎなく堅持しており、中國との往來?交流を強化し、経済?貿易分野の協力を拡大することを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月3日