中國共産黨創立100周年を目前に控えた25日、中國政府は『中國新型政黨制度』白書を発表し、諸外國が中國の政黨制度と政治體制を全面的に理解するきっかけを提供した。
中國の新型政黨制度の「新」はどこにあるのか。
まずは、異なる政黨間の特別な関係にある。
役割の面から見ると、中國の新型政黨制度には中國共産黨と八つの民主黨派および無黨派人士が含まれている。そのなかで、中國共産黨は指導的地位、執政黨の地位にあり、民主諸黨派は西側の政治でいう野黨、反対黨ではなく、中國共産黨の指導のもとで國家統治に參與する參政黨だ。國家政権への參加から重要な方針?政策、重要指導者の選出に関する協議への參與、國の事務管理への參與から國の方針?政策、法律?法規の制定と執行への參與に至るまで、民主諸黨派は中國の政治生活に幅広く參與している。中國共産黨と民主諸黨派の間には親密な協力パートナーシップが形成された。
次に、中國の新型政黨制度の新しい點は政策決定過程と統治手段における獨自性にある。
中國共産黨と八つの民主黨派、無黨派人士はそれぞれ各業界の代表を結集している。これにより、中國の新型政黨制度は多くの人の意思を尊重するとともに、少數の人の合理的要求に配慮し、異なる階層、異なる社會集団の利益的要求をよりよく代表できるようになった。このほか、中國の新型政黨制度は政黨協議、參政?議政(政治に參加し、政治を論じる)、民主監督などの制度化設計を通じて、各方面の意見と提案を集中し、政策決定の科學化?民主化を推進し、黨派の利益、階級の利益、集団の利益の弊害、否決する政治、議論しても決定せず、決定しても実現できないという問題を効果的に回避し、國の政策の連続性と安定性を確保した。
70年余りの発展を経て、中國の新型政黨制度は中國の政治と社會生活の中で獨自の優位性と強大な生命力を示し、國家ガバナンス體系?ガバナンス能力の現代化を力強く推進し、現代世界の政黨政治の発展のための「中國の提案」に貢獻した。それはまた、世界には各國に普遍的に適用される政黨制度がなく、自國の國情に合って、ガバナンスの機能を體現する政黨制度こそ、良い政黨制度であることを示している。(CRI論説員)
「中國國際放送局日本語版」2021年6月26日