外交部の趙立堅報道官は10日の定例記者會見で、「責任ある態度で、ウクライナではなく米國自身が『生物兵器禁止條約』の順守狀況について、全面的かつ具體的な説明を行うとともに、『生物兵器禁止條約』査察メカニズムの構築に一方的に反対することをやめるよう改めて米國に促す」と表明しました。
米國防総省はこのほど、ウクライナなどの大量破壊兵器の削減を支援しているファクトシートを発表したということです。
これについて趙報道官は、「米國は世界で最も多く生物軍事活動を展開している國であり、『生物兵器禁止條約』査察メカニズムの構築に反対する唯一の國でもある。國際社會はこれに対して、以前から憂慮を示している」と指摘しました。
趙報道官はまた、「ロシアはこのほど、米國がウクライナで生物軍事活動を展開している狀況をさらに明るみにし、米國が『生物兵器禁止條約』に違反していると告発した。條約の規定によれば、米國はこれについて明確に説明を行い、米國の條約順守に対する國際社會の信頼を回復する義務がある」と強調しました。
「中國國際放送局日本語版」2022年6月11日