舊暦1月15日にあたる2月11日、チベット仏教の聖地である青海省の塔爾寺(タール寺)で毎年恒例の酥油花(バター彫刻)の行事「花開見仏」が行われた。また同日夜、各地から信徒が參拝に訪れ、美しい酥油花を見物した。塔爾寺の酥油花製作機関は傑尊曽扎と果芒曽扎の2つの専門機関からなり、それぞれが平等で獨立しているが、互いに競い、學び合い、蕓術僧の技術を絶えず向上させている。酥油花の製作はチベット自治區で始まり、のちにチベット全域に広まり、塔爾寺の輝かしい蕓術として600年以上の歴史を有する。蕓術僧は仏像、人物、鳥獣、植物などの形を作り、仏教の故事と合わせて信徒に仏教の理學を伝えている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年2月13日