靜海寺は南京市鼓樓區の儀鳳門の外にある。1842年8月、清政府はイギリス軍と南京の靜海寺で『南京條約』を取り決め、下関區の川に停泊しているイギリス艦「コーンウォリス」で中國近代史初の不平等條約『南京條約』に調印し、香港島を割譲した。500年以上にわたり、靜海寺は災難と戦火を何度も経験し、1987年に舊跡に明代建築を模倣して再び建てられた。修復されたものでないため、ここは「古靜海寺舊跡」と呼ばれ、1990年に『南京條約』史料陳列館になった。香港復帰を迎えるため、1996年末に増築され、江南地區の庭園のような古く優雅な雰囲気の建築となった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年7月2日