中國の高速鉄道のスタートは一部の先進國より遅く、以前の高速鉄道はドイツ製や日本製ばかりだった。しかし、中國が自主開発した高速車両「復興號」は中國國家標準と中國鉄道総公司企業標準などの技術標準を多く採用し、車両の重要指標254項目のうち84%が中國標準で、本當の意味で「中國製」車両と言える。今では「復興號」が採用する多くの技術が世界をリードしている。

 

高速鉄道の世界的難題を10年で克服　時間を半分に短縮

 

   ギアボックスなどのコア部品は浙江省常州市の工場で誕生した。ギア事業部の范帥さんは毎日作業場に入るとまず、降塵量の要求に基づき靴底の汚れを落とす。

 

   作業員はこの特別な作業場を「知能組み立てライン」と呼び、ギアボックスの組み立てもここで行われる。部品の組み立てでは溫度と濕度に高い條件が要求されるため、これは最も重要な部分となる。雨で濕度が上がれば部品の信頼性に影響しかねない。 

   ここが「知能組み立てライン」と呼ばれるのは、どの工程もデータ管理されているためである。作業員が使うスマートレンチはパソコンでトルクを管理され、どのボルトも一級の精度で締められる。緑のランプは操作の実施を合図し、指令通りに行っていない工程があればシステムが記録し、アラームが鳴る。