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中國経済どこに行くのか 経済學者インタビュー
発信時間: 2009-03-05 | チャイナネット

(1)成長率8%確保は見込みあり

中國経済はどこに行くのか。経済危機の中にチャンスはあるのか。就職問題はいかに解決すべきか。改革の突破口はどこにあるのか。さまざまな経済問題が今、人々の熱い注目を受けている。新華社はこのほど、全國政協會議経済委員會の副主任を務める経済學者の厲以寧氏を訪ね、これらの問題について語ってもらった。

▽成長率8%は見込みあり 輸出への期待は控えめに

國際金融危機の影響を受け、中國経済の成長率は08年第3四半期から明らかに下降し始めた。同年第4四半期には6.8%にとどまったが、四半期の成長率がこのレベルとなるのは長年にわたってなかったことだ。中國経済の安定的で急速な発展の維持は09年、大きなプレッシャーにさらされている。

厲以寧氏によると、中國経済が8%前後の成長率を実現できるかは2つの條件にかかっている。1つは、內需を拡大できるかということ。投資や消費を引っ張ることができれば、成長率8%の確保の実現性は大きく高まる。もう1つは、世界経済がどう発展していくかということ。これは中國側で左右できる要素ではなく、世界経済には不確定要素が存在している。輸出に過度の期待をかけるべきではない。

世界経済の今後にはさまざまな変數があるものの、「中國経済は世界に先駆けて回復する見込みがある」とリ氏は分析する。「中國の問題は海外ほど複雑ではない。海外への依存度が高い輸出という要素もあるが、中國はすでに內需拡大に精力を注ぎ始めており、未來の成長力を蓄えつつある」。

中國の內需拡大に不可欠な要素として、厲以寧氏は2つのポイントを指摘した。まず、農業生産を増加させ、農民の収入を引き上げること。中國は巨大な農業人口を抱えており、農民の収入アップによる経済成長への貢獻度は大きい。次に、都市と農村をまとめて計畫された社會保障の構築を加速し、將來への庶民の不安を取り除くこと。養老?教育?醫療などの社會保障體制の改革を進め、お金を使うことを人々がためらわなくてすむような環境を作り出さなければならない。

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