▽中國人留學生の場合 學費が予算オーバー
円高の影響を最も大きく被るのは日本への留學生にほかならない。多くの學生が留學コストの高騰に直面している。今年4月に日本の語學學校に入學した張さんは、不景気のせいでアルバイトを見つけられずにいるが、まもなく後期の學費を支払わなければならない。張さんはまた家にお金を送ってもらうよう頼んだが、最近の円高の進行により、両親はさらに多くのお金を工面しなくてはならなくなった、と話す。
▽中國人主婦 帰國して親族訪問で大忙し
円高により、この夏には日本の海外旅行市場が復活した。ある推計によると、7月15日から8月31日までの夏休み期間中、成田空港から出入國した人は380萬人に上り、前年同期比5%以上増加した。在日中國人とても例外ではない。主婦の朱さんは毎年一度、親族訪問のために帰國しており、この8月末に東北地方の実家から日本に戻ってきたばかりだ。朱さんは「今年はこれまでになく安心して帰國できた。円高で帰省にかかる費用が少なかったからだ。帰るたびに10萬円を元に両替して両親に贈り、親孝行している。確か去年は6千元ほどだったが、今年は8千元近くになった。たかだか1千元や2千元の違いだが、かなりの違う気がする」と話す。