中國の盛光祖鉄道部長(鉄道部黨組書記)はこのほど、北京で開かれた全國鉄道工作會議で報告を行った。報告では、「政府?企業の切り離し」「鉄道の安全」「多角経営」「反腐敗?清廉政治提唱」の4つがキーワードとなった。
盛光祖部長によると、「十二?五(第12次5カ年計畫)」に基き、鉄道部は2012年に鉄道固定資産投資に5000億元を充てる。そのうち4000億元はインフラ投資で、6366キロの鉄道を建設する。
盛光祖部長は、鉄道部の職能を変え、政府と企業が一緒になり権力が集中している、企業の市場主體としての地位が不足している、経営體制が市場のニーズに合っていないなどの問題を解決する必要があるとの考えを示した。鉄道の新體制の試行を全面的に実施する最初の年となる來年、鉄道部は政府と企業を切り離す方向で進め、鉄道運輸業者の市場主體としての権限と責任に重點を置く方針。また、「鉄道部が行うべき政府の監督管理、國有資産の出資者と業界の管理に関する職能を具體化し、鉄道運輸業者に権限と責任を履行させるべき」と強調した。
さらに盛光祖部長は、リスク管理の全面的な実施、運輸の安全?安定を來年の最優先課題とすることを明らかにした。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年12月26日