15日、中國が朝鮮の羅先経済特區にある４-６號埠頭を50年間使用する権利を獲得したことは、15日明らかになった。

韓國のメディアは、「中國はすでに同地區の鉄道、空港、火力発電所、埠頭の建設権と使用権を取得しており、同地區を実質上「獨占」した」と報じた。

ソウル経済新聞は15日、北京とソウルの消息筋の話として、「中國と朝鮮は昨年末、中國の東北３省（遼寧、吉林、黒龍江）と羅先特區の共同開発を加速するために、30億ドル規模の羅先特區インフラ建設契約を結んだ」と報じた。朝鮮は羅先港４-６埠頭の50年間の使用権を中國に譲渡、中國は隣接の省と羅先港を結ぶ鉄道55キロメートルや空港、火力発電所などを建設する予定である。

報道によると、中國はこれまで日本海へ抜けるルートを探しており、今回日本海に隣接する羅先港の使用権に興味をもった。中國は今後、７萬トン級の船舶が停泊できる４號埠頭の建設をはじめとして、空港や鉄道、５號、６號埠頭の建設も進めていく。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2012年2月17日