依然課題となるガラパゴス化からの克服
2Gの時代、日本の攜帯は輝いていた。NEC、パナソニック、ソニー、三菱電機、京セラなど、どれもが中國市場で良好な成績を収めた。しかしその後は慘憺たるものだった。ガラパゴス化が大きな原因だ。
具體的には、日本國內の2G通信方式は中國と異なっていた上、商品の研究開発も日本の本部が掌握しており、新製品の市場投入速度と機能性が中國市場の求めるものと異なっていた。商品の競爭力と価格などで、歐米や中國國産の攜帯をしのぐことができず、最終的には市場からの撤退を強いられることになった。
かつての手痛い教訓から、中國市場に返り咲くにあたって日本のメーカーは大きく戦略変更を行っている。シャープは、日本で開発された一部主力製品を除き、新工場が開発する中國向けOS(點心OS)を搭載したローエンド向けスマートフォンを主軸に置く。