次に、外的リスクに拡大の傾向があり、資金流入の減少、さらには逆転の可能性が高まっている。量的緩和策が終了し、ドル高になった場合、中國は資金の大規模流出の圧力に直面する。データによると、6月5日までの1週間で、40億ドル以上の資金が新興市場の株ファンドから撤退した。中國株式市場から撤退した資金規模は、2008年第3周以來の最高水準に達し、香港市場から撤退した資金も過去約10年間で最高額に達した。
またホットマネー流入防止の政策により、5月の輸出はほぼゼロ成長となった。これは長期的に貿易黒字に依存してきた外的流動性が、縮小していることを意味する。中央銀行、中國銀行業監督管理委員會、中國発展改革委員會の態度と関連政策を見ると、金融安定の維持、負債殘高の維持、企業の資金チェーン斷裂の防止が、マクロ政策の重要な目標になっている。金利引下げが企業の債務負擔を軽減できるならば、預金準備率の引き下げは比較的緩和された金融環境の維持を促す。下半期は客観的に見て、金利?預金準備率引き下げの余地が殘されている。