中國石油化工集団公司(シノペック)によると、同社は先般、ブラジルの國営石油會社とブラジル北東部マラニョン州のPremium1石油精製所プロジェクトに関する共同のフィージビリティースタディ実施同意書に調印し、同プロジェクトの合資會社を設立することに向けたフィージビリティースタディを実施することを明確にした。21日付中國証券報が伝えた。
近年、シノペックは海外における石油精製協力プロジェクトの推進を絶えず強化している。2012年1月13日、シノペックはサウジアラビアの國営石油會社と権益所有率37.5%(シノペック)対62.5%(サウジアラムコ)でサウジアラビア西部のヤンブーに製油會社を設立することに合意している。契約によれば、合資會社が新たに建設する製油所の年間精製能力は2000萬トンに上り、世界最先端の水準となる。
また、シノペックによるロシアとのシベリアにおけるニトリルゴム生産合弁會社の設立計畫、南アフリカの國営石油會社PetroSAとの製油所建設プロジェクトも、すでに協力了解覚書を締結しており、一連の海外貯蔵施設および物流ラインの建設プロジェクトの交渉も続々と展開されている。
「中國証券報」より 2013年6月21日