中國國務院國有資産監督管理委員會(國資委)の肖亜慶主任は、このほど開かれた中央企業?地方國資委責任者會議で、「2016年の中央企業の運営は予想を上回る成果が上がり、成長回復を実現した」と述べた。2016年の中央企業の年間営業収入は合計で23兆4000億元、利益総額（稅引き前利益）は前年比0.5％増の1兆2326億7000萬元だった。

2016年は、中儲糧総公司と中儲綿総公司、港中旅集団と國旅集団、中糧集団と中紡集団、中國建材と中材集団、寶鋼と武鋼など、5組10社の中央企業が統合再編されたほか、中國航空発動機集団が設立され、國資委の管理下にある企業は102社に集約された。國資委は國有企業の強大化、高度化に向け、今年も企業集団レベルでの合併再編を推進する。鉄鋼、石炭、電力事業の整理統合を進め、海外資産との整理統合も模索する。

肖亜慶主任によると、國資委は今年、中央企業の會社制度?株式制度?混合所有制度改革を一段と進め、集団レベルで株式の多様化改革を模索する方針だ。集団レベルでの混合所有制改革で突破口を開き、電力、石油、天然ガス、鉄道、航空、電気通信、軍需産業などの分野で実質的な歩みを進める。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2017年1月13日