巨大広域経済圏構想「一帯一路」の建設が進む中、「一帯一路」の提唱は世界的な論議の的となっている。ウズベキスタンの歴史學者、オリガ?コプゼーヴァ氏はこのほど、「一帯一路」の提唱は「善隣友好、対等な協力?提攜関係の構築という理念を込めたものだ」との見方を示した。
同氏は、中國経済の影響力は年々増してきていると指摘。ウズベキスタンと中國はこの數年間に數多くの契約を結んだが、これによってウズベキスタンに大量の雇用が生み出されたと評価した。同國は3200萬人余りの人口を抱えているが、約60%が若年層であるため、より多くの雇用機會の創出が求められている。
同國のミルジヨエフ大統領は2017年に5つの優先的開発分野に関する行動戦略計畫を策定、この中には「一帯一路」に関する內容が盛り込まれた。同國にとって、観光業や石油?天然ガス産業、対外貿易の振興は非常に重要だ。
コプゼーヴァ氏は、「今やロシアを訪れる外國人観光客のうち最も多いのは中國人観光客であり、ロシアでは中國人観光客向けに標識を設けて注意を呼びかけるほどだ」と指摘。ウズベキスタンは広告の投入や國際展示會の開催などで、より多くの中國人観光客にウズベキスタン観光の魅力を発信していくべきだとの考えを示した。