中國の習近平國家主席は現地時間3月23日のイタリア國賓訪問期間中に、中國とイタリアによる「一帯一路」共同建設の覚書締結に、イタリアのコンテ首相と共に立ち會った。これによってイタリアは、G7で初めて「宣言」形式で「一帯一路」に參與する國となった。習近平國家主席が提唱する「一帯一路」の大合唱は、イタリアという「高音」を奏でている。
イタリアが西側の主要大國に先駆け、中國と「一帯一路」覚書を率先して締結したことからは、歴史と現実の二重の側面が想起される。歴史的にみると、イタリアは舊シルクロードの終點で、海上シルクロードの交差點でもある。今やイタリアは、シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの交差點となっている。イタリアは、地中海に多くの良港を有し、中國とイタリアが港灣や物流、海運などの分野で協力を深化させる潛在力は非常に大きい。
習近平國家主席はイタリア訪問時に、中國とイタリアが協力の目玉を確立し、「一帯一路」共同建設で手を攜え、戦略協調と実務協力を強化する方針を示した。間違いなく中國とイタリアの「一帯一路」共同建設は、両國の「一帯一路」協力の歴史、文化、立地の優位性発揮につながり、イタリアの「北部港灣建設計畫」や「イタリア投資計畫」などと連動し、海上、陸上、航空、宇宙、文化など多角的な新時代の「一帯一路」建設につながる。