「一帯一路」は人類運命共同體の建設において、どのような力を発揮しているのだろうか。一帯一路は、ボアオ?アジアフォーラム2019年年次総會の出席者が熱心に議論する話題になっている。

　一帯一路がフォーラムの話題に

　「G7加盟國のイタリアは率先して中國の一帯一路に加入した。これは失われた時間を取り戻すためだ」

　「世界経済の展望2019：確実性と不確実性」サブフォーラム終了後、イタリア経済開発省のジェラーチ経済開発政務次官は、數(shù)十人の記者に取り囲まれた。イタリアは先ほど一帯一路に加わったことで、注目の的になった。

　一帯一路が提案されてから5年以上に渡り、協(xié)力の道が広がり続けている。多くの出席者は、各國が共同建設する開放的かつ包括的で、バランスの取れたウィンウィンの一帯一路は、世界の不確実な局面を覆し人類運命共同體を実現(xiàn)するための効果的な手段であると表明した。

　フィリピン下院のアロヨ議長は「一帯一路はすでに世界的に広く支持を集めている。このイニシアチブの積極的な効果は、フィリピンなどのアジア諸國において顕在化し始めている。フィリピンが一帯一路のチャンスをつかみ、中國と緊密に協(xié)力することに期待している」と述べた。

　參加國に確かな獲得感

　一帯一路に參加するすべての國に確かな獲得感を與える。これは一帯一路が守ってきた原則だ。

　「一帯一路：グローバル化の道を築く」サブフォーラムの多くの出席者は、中國が世界に提供するこの公共財によって、多くの國と地域が中國の発展及び経済グローバル化がもたらしたボーナスを手にしていると判斷した。

　ボアオ?アジアフォーラム年間報告書によると、アジア諸國を含む130以上の國と國際機関が、中國と一帯一路の協(xié)力文書に署名している。中國と一帯一路沿線國の貨物貿易額は累計5兆ドル以上にのぼる。対外直接投資は600億ドル以上で、現(xiàn)地で20萬人以上の雇用枠を創(chuàng)出している。

　データによると、中國企業(yè)の今年1?2月の一帯一路沿線48カ國に対する新規(guī)投資は前年同期比7％増の23億ドル。一帯一路沿線國で新たに契約を結んだ対外請負工事の契約額は122億3000萬ドルで、同期の総額の53.2％を占めた。売上高は96億ドルで、同期の総額の54.5％を占めた。

　中國遠洋海運集団の許立栄會長は「港灣建設は一帯一路の相互接続インフラ整備において、地域の経済発展を引き上げ、國際貿易のさらなる発展を促進する。さらに水運、港灣、物流産業(yè)チェーンの発展に非常に大きなチャンスをもたらす」と述べた。

　同社は今年1月にペルー側と、ペルー?チャンカイ港の港灣の株式を60％取得する?yún)f(xié)定に署名した。チャンカイ港に13億ドルを投資し、6?8の大型深水コンテナ?多機能埠頭を建設する。これは同社の南米における初の協(xié)力事業(yè)だ。同社は現(xiàn)在まで、一帯一路沿線國で18の港灣と埠頭に投資している。

　ASEAN?中日韓マクロ経済研究弁公室の許和意チーフエコノミストは、ASEANプラス3は一帯一路から長期的に利益を得られると判斷した。「一帯一路は一國の潛在力の不足を乗り越え、資金調達と資源集約の能力を持たせ、各國を一つにまとめる」

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2019年3月28日